木材へのこだわり
木材の種類
お仏壇に使用する主な材料を紹介します。
当社では、お客様のご要望に応じて最適な材料を選定し、長くご利用いただけるお仏壇をご提供いたします。
- 欅(ケヤキ)
- ニレ科の落葉広葉樹
- 木目が鮮明で、玉杢、牡丹杢などの美しい木目模様。とても堅くて強いが、その分狂いやあばれがあるのでかなりの乾燥時間をが必要となる。
- 仏壇では主に戸板など木目出しで使われる。
- 紅松(ベニマツ)
- マツ科の針葉樹。別名シベリア五葉松
- 加工しやすく、狂いは少ない。一般的な金仏壇で使われている材料。
- 北の方で育った材料ほど木目が詰んでいて良い。
- 朴(ホウ)
- モクレン科の落葉広葉樹
- 全体に緻密で均質で、狂いも少ない。辺材は灰白色、心材はくすんだ緑灰色。
- 均質なので、塗装ムラが少ないので、金仏壇に最適。
- 桧(ヒノキ)
- ヒノキ科の常緑針葉樹
- 日本の特産種。黄白色で、木理は通直で均質。狂いは少なく、耐湿、保存性が高い。
- 寺社建築をはじめ高級建築材などに使われる。
- 桧葉(ヒバ)
- ヒノキ科の常緑針葉樹
- 淡黄色で軽軟。水湿によく耐え、保存性が高い。高級金仏壇に使われている。
- 「明日はヒノキになろう」の意味でアスナロとも呼ばれる。
- 一位(イチイ)
- イチイ科の常緑針葉樹
- 紅褐色で磨くと光沢が出ることから、仏壇では白木で彫刻に使われている。
- また神主が手に持つ笏(しゃく)の材料。
- 桐(キリ)
- ゴマノハグサ科の落葉高木で成長はきわめて早い。
- 軽くて色白で木肌は美しく狂いが少ない。
- たんすや掛軸を収納する箱や下駄箱に使われている。
- 仏壇では引出しなどに使われている。
- 銀杏(イチョウ)
- イチョウ科の落葉針葉樹
- 全体に均質で、狂いも少なく、緻密で美しく加工しやすい。
- 碁盤、将棋盤、まな板などに使われてる。
- 杉(スギ)
- スギ科の常緑針葉樹
- 日本特産の樹種。特に秋田杉、吉野杉、屋久杉などが有名。
- 辺材は白色、心材は赤褐色。
- 栓(セン)
- ウコギ科の落葉高木
- 白黄色で、欅に比べ軽く軟らかく加工がしやすい。
- 木目が欅(ケヤキ)に似ていることから、着色して代替品に使われることがある。
- 山桜(ヤマザクラ)
- バラ科の広葉樹
- 木質はやや重硬で強靭。加工性、着色性ともに優れ、磨くと光沢が出る。
- 家具や臼に使われている。
- 漆(ウルシ)
- ウルシ科
- 樹液は言わずとも知れた天然樹脂塗料。
- 乾かないうちに触ると、アレルギー性接触皮膚炎、いわゆる「うるしかぶれ」になる。