仏壇を適切な場所に安置することは、ご先祖様を敬う心を形にする第一歩です。以下のポイントを参考にしてください。
東向きまたは南向きが良いとされていますが、基本的にはどの方向でも問題ありません。
仏壇の向きは宗派によって異なり、本山中心説や西方浄土説など、さまざまな説があります。
ただし、どの宗派でも必ずその向きに置かなければならないというわけではありません。
上階に廊下や水回りがない場所が理想的です。
粗末にならない、落ち着いた場所を選びましょう。
冷暖房の風が直接当たらないようにする。
風通しが良く、湿気の少ない場所に設置することを心がけてください。
お仏壇を清潔に保つことで、いつでも気持ちよくご先祖様を祀ることができます。
柔らかい布やはたきを使い、優しくほこりを取り除きましょう。水拭きは避けてください。
金属製仏具は専用のクリーナーで磨き、木製仏具は乾拭きで十分です。
使用後はすすがたまらないように布で軽く拭いておきましょう。
仏壇は木材でできているため湿気や乾燥によって狂いが生じる場合があるので梅雨や湿気の多い季節は、風通しを良くしましょう。
季節に合わせ夏は打敷きを薄手のものに替えたり、井草座布団に変えるなどもおすすめです。人間の衣替えと同じように考えることでお仏壇に関心をもつきっかけにもなります。